YADOLI記録簿

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堺市立長尾中学校に不登校のお子様を持つ保護者の皆様にご挨拶をさせていただきました。まず初めに、どこの馬の骨かもわからない私たちを迎えていただいたこと感謝いたします。

そして貴重なお時間の中、お話を聞いていただき、ご質問をいただいたこと深く感謝申し上げます。

また、ご紹介いただいた長尾中学校の先生にはとても感謝いたしております。

昨日、お話をしてから、まだまだ伝えきれていないことが沢山あり、この場で少しお話をしたいと思います。

私たちYADOLIは医療従事者の集まるフリースクールです。

他のフリースクールとは何が違うのか、どんなコンセプトなのかとご質問をいただきましたが、もっと深くお話をしたいと思います。

まず、YDOLIのコンセプトは『目的・目標・夢を持ち動きだそう』です。

子どもは夢や目標を持てば、今の環境から次のステップへ動き出すことができます。

これが、私たちYADOLIの真髄です。まだまだ今の現状が抜け出せないのに、目標・夢なんて、、、、、と言われることが多くありました。

 

その通りです。その通りなんです。

 

今を抜け出せなければ目標・夢なんて見えてこないんです。

だからこそ、今を大事にそして未来へ常に向いている環境に身をおくことが大事なんです。

何度も言いますが、とても難しいこととは僕たちも重々承知の上です。

そこで、僕たちの真骨頂が見えてくるわけです。僕たち医療従事者は初対面の患者さんと一から信頼関係を築き、リハビリや看護、カウンセリングといった各々の専門分野で関わります。

命の現場で、身体を見させてもらうこと、患者さんにとっては恐いものでしかありません。

たまたま運ばれた病院で、どもの馬の骨かもわからないスタッフが勝手に来て、根掘り葉堀り聞かれ、身体に触れられるわけですから当然です。

だからこそ、私たち医療従事者は信頼関係(ラ・ポール形成)を第一に考えるのです。

信頼関係がなければ治療もうまく進みません。

うまく行かなければ、治療拒否なんてこともあるのです。

命がかかっているのに、そこまでの拒否行動を患者さんにさせてしまうという事はあってはならないことなのです。

だから、お父さん・お母さん安心してください。

関わりはじめる時に、何より大事にすることは、信頼関係を築くことです。

そして築く方法を僕たちはたくさんの数しれない患者さんと接する中で知らず知らずのうちに体得して来ました。どこに行っても負けない自信があります。

またYADOLIチームスタッフは子どもから高齢者まで全ての年代と関わって来ています。

そして今も現場で身を置いている現役メディカルスタッフです。

まだまだずっとアップデート中です。

またここからも僕たちの医療専門職としての特色があります。

今これを書いている森下は理学療法士です。

理学療法士という名前もあまりご存知ではない方が多いのではないでしょうか?

映画やドラマではリハビリ室で一緒に歩いている人とか言われたりしてますね!

子どもに何の関係があるの?と思われる方も多いことでしょう。

理学療法士は目標に向かって進む治療者です。

医療の世界では治療者は医者とリハビリ職だと言われています。

脳外科から内科、小児科と全ての分野に携わることができる職種です。

じゃあ端的に何ができるのか?

子どもの目標に向かって進むためのプランを考えることができるのが強みです。そのプランも脳科学や筋・骨・靭帯などの動きを総合的に評価し、立案をします。

子どもの行動には一つ一つ意味があるとはよく言われ、心の問題としてよく取り上げられます。

しかし、安全安心の土台とは健康な体と心が大事なんです。

子どもだから体は大丈夫だなんて思ってませんか?

子どもたちは柔軟もあり、回復力もすごいのであたかも負担がないかのように見えます。

そんなことはありません。本人自身も気づいていないのです。

座る姿勢・立つ姿勢・歩き方が悪いと何が起きてくるのか、しっかりと論文として発表されています。これはまたの機会に書きたいと思います。

また脳科学は全ての年代の人間に繋がります。そして僕は脳外科で、脳科学を使って患者さんにアプローチをして来ました。

病気があるなしかかわらず、全ての人類に脳科学は必要な学問なのです。引き出しを出せばいくらでも出せますが、子どもたちに多分こうだろうと根拠のない接し方や問題解決へのプランはだしたくないわけです。